ファンタシースター

『ファンタシースター』は、1987年にSEGAのMaster Systemプラットフォームで発売され、SEGA AM7部門が開発しました。これは、SFの世界観を日本のRPGに融合させた初期の作品の一つです。ゲームは「アルゴル太陽系」を舞台とし、主人公のアリス（Alis Landale）が、暴政を敷くラシックによって兄を殺された後、復讐の旅に出る物語です。旅の途中で、彼女はロボットのレン、獣人戦士のミャウ、戦士オーディンなどの仲間と出会い、3つの惑星を旅し、宇宙の陰謀を暴きます。

ゲームは、女性を主人公に据えたこと、非線形のマップ探索、3Dダンジョン視点、豊富な会話システムなどで高く評価されました。当時のRPG作品の中で、『ファンタシースター』は技術的に進んでいただけでなく、内容の深さや美術表現においても『ドラゴンクエスト』や初期の『ファイナルファンタジー』などの同ジャンルのゲームを凌駕していました。その後、何度もリメイクされ、GBA、PS2、Switchなど、さまざまなプラットフォームでコレクションとして収録されています。