『1943 ミッドウェイ海戦』は、カプコンが1987年に発売した、縦スクロールシューティングゲーム『1942』の続編にあたるクラシックゲームです。
『1943』は、前作の縦スクロールシューティングを踏襲しつつ、数々の革新を遂げた作品です。その核心はエネルギーシステムにあります。プレイヤーは「一撃必殺」ではなく、エネルギーゲージを持ち、攻撃を受けるか「スーパークラッシュ」を使用するとエネルギーを消費します。エネルギーが尽きるとゲームオーバーとなります。このデザインはプレイヤーの1回のプレイでの生存時間を延ばしましたが、同時にプレイヤーにエネルギーの精密な管理を要求します。ゲームでは、オート連射、3方向射撃、拡散射撃など、時間制限付きで切り替え可能な強化武装が複数用意されています。さらに、本作では「加賀」や「利根」といった歴史上の日本戦艦の名前がステージボスとして明確に使用されており、第二次世界大戦の背景への没入感を高めています。ゲームの操作感は爽快で、グラフィックとサウンドは前作から著しく向上しており、カプコンの「19XX」シリーズの中でも最も人気のある作品の一つです。